ゴー宣DOJO

BLOGブログ
小林よしのり
2014.5.6 02:19日々の出来事

死を意識する創作活動


渡辺淳一が逝去した。80歳だという。

特に読者でもないのだが、あの『失楽園』の大ブームが

64歳だというから、わしもまだまだヒット飛ばせるなと思う。

同時にあのブームはわしも『ゴー宣』でパロディにして描いた

ことがあるから、つい最近のような気もする。

あれから16年で死ぬのだから、わしも時間がないなと焦りを

覚える。

最近は死ぬまでにどれだけ描けるかということばかり考える。

もちろん『大東亜論』は数年かかるが完成させねばならないし、

卑怯者の島』は絶対最後まで描きたいし、

戦争論』も憲法改正に向かう最近の状況を受けて、新たに

描く動機が高まってきた。

死生観をモチーフにした作品も漫画が手法として最適だと

思ってるし、他にも描きたいものがたくさんある。

急がねばならないので遊んでるヒマはない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

INFORMATIONお知らせ